物忘れとうつの関係性とは?ストレスで記憶力も下がる?

 

物忘れとうつの関係性とは?ストレスで記憶力も下がる?物忘れというと認知症をまず先に思い浮かべがちですが、うつ病になることでも物忘れのような症状が出ることが報告されています。つまり、うつと物忘れには関係性があるため、記憶力の低下が起こりやすくなります。
しかし、なぜこのような症状が起こるのかというと、これはまず神経伝達物質の不足が原因だと考えられています。私たちの体では、脳が様々な指令を出すことで体を動かしています。たとえば、「食べる・歩く・走る」などの一般的な動作もそうですし、「意欲を出したり」、「記憶を思い出したり」などの知的な活動でも脳が指令を出すことで行われています。
そして、その指令を伝えているのが神経伝達物質と言われる生体内のホルモンになります。しかし、うつになると、この神経伝達物質が減少してしまいます。たとえば、うつになると、意欲や記憶などの伝達をコントロールしているセロトニンやノルアドレナリンと言った神経伝達物質が減少していることが報告されています。
そして、神経伝達物質が減少して鬱になってしまう理由にはストレスが関係しています。ストレスには大まかに分けて、二種類あるのですが、一つ目は環境要因と言って、例えば仕事上や家庭内での人間関係のトラブルによって引き起こされます。そして、二つめは身体的要因です。これは、慢性的な疲労やホルモンバランスの乱れなど、体の不調によっておこります。このように、鬱は環境要因と、身体的要因の二つのストレスによって引き起こされると考えられています。
このように二つの要因が原因でうつになると、情報伝達物質が減少して、脳の情報伝達が上手く行かなくなります。つまり、頭の回転が遅くなり、記憶を上手に引き出せなくなるため、「よく思い出せない・忘れてしまう」といった症状が現れてきます。たとえば、徹夜明けの状態に、脳が上手く働かず、物事をよく思い出せなくなるような状態になります。しかし、すべてにおいて障害が出るわけではなく、物事の詳細を覚えることに障害が出るのですが、大まかな全体的な事は問題なく覚えていられるという特徴があります。
また、鬱になると、海馬という記憶に関係する脳の部位が萎縮すると海外の研究で報告されています。つまり、鬱になると、ものごとを上手く覚えることが出来なくなります。鬱による物忘れの症状では、このように関係性があります。実際、ストレスを感じると脳の情報伝達が上手く行かなくなり、物覚えが悪くなったり、無気力な状態になったります。そのため、ストレスをため込み過ぎないことが重要になります。